(プレゼンテーション)
デリバリースキル
▼デリバリースキル (伝える力)
「相手に伝わって意味がある」
これが、その場で起きていることを把握し伝える
“デリバリースキル”
の大きな目的です。
ゲームが止まってしまい、審判がリードするべきときに、状況を届ける相手はプレーヤーとコーチだけではなく、会場全体にいる人たちも対象となります。
本年度は、
「ゲーム中に起きた難しい事象に対する判定を表現するプレゼン」
を重点的に確認し、取り組んでいきましょう。
▼声を使うこと:
・張りのある声や言葉
→自信があるとき、何を喋っているかわかっているとき
▼喋るスピード:
「ゆっくり=落ち着き」
「早口=シャープや元気」
※どちらかが必ず良いわけではない
→自分は、どちらのタイプであれば相手が受けとりやすいのか
▼表現の強調:
・強調したい大事な部分
→ショート&クリア
▼間の使い方 :
・自信がないときには間が怖いため自分が喋ってしまう
→大事なポイントは伝えて、相手のリアクションを「聞く(間)」
•••間の使い方
(メカニクス)
スリーポイントショット
(リードオフィシャルの協力)
スリーポイントショットのカバレージ
- スリーポイントショットが放たれた場合、 スリーポイントラインの近くからショットが放たれたときには両審判の緊密な協力が重要です。
- エリア1・2・3・6からのショットはトレイルオフィシャルが、エリア4からのショットはリードオフィシャルが、そのショットがスリーポイントショットかそうでないかを確認します。
- エリア3の緑色の部分からのスリーポイントショットであっても、シューターとディフェンスプレーヤーの位置や両審判がプレーを見るアングルによっては、2人の審判が協力し合って確認しなければならない場合もあります。
- 特に速攻の場面では、 突然放たれるスリーポイントライン付近のショットに対して、リードオフィシャルはフラッシュして、遅れているトレイルオフィシャルを助ける準備が必要です。
- オフェンスプレーヤーの放ったシュートが3点か2点かの確認は、基本的にはトレイルオフィシャルがプライマリとして判定を下しますが、速攻時にスリーポイントが放たれたときには、トレイルオフィシャルとシューターの距離が離れているため、確認が難しいケースが起こります。
- その際は、リードオフィシャルが判定に参加することで、トレイルオフィシャルをアシストします。
- リードオフィシャルがマニュアルで定められた3点か2点のシグナルを示すことで、シュート成功時にトレイルオフィシャルがそれに合わせたシグナルを示し、得点を認めます。
(ゴールデンディング・インタフェアレンス)
ゴールデンディング、インタフェアレンスの理解
トップカテゴリー以外のゲームでは、起きる頻度の多くないゴールテンディングやインタフェアレンスは、私たちの判定やルールの理解が薄くなりがちです。
本年度は、「ゴールデンディング、インタフェアレンスの理解」を重点的に確認し取り組んでいきましょう。
ゴールデンディング
▼ゴールのショットで、ボール全体がリングの高さより上にある間にプレーヤーがボールに触れた場合
- ボールがバスケットに向かって落ち始めている。
- ボールがバックボードに触れた後。
- フリースローのショットで、バスケットに向かっているボールがリングに触れる前。
インタフェアレンス
▼ゴール、最後のフリースローのとき、ボールがリングに触れている間に、プレーヤーがバスケットあるいはバックボードに触れる。
- フリースローのボールがバスケットに入る可能性があるときに、プレーヤーがボール、バスケット、バックボードのいずれかに触れる。
- プレーヤーがバスケットの下から手を入れてそのボールに触れる。
- ディフェンスのプレーヤーが、ボールがバスケットの中にある間にそのボールやバスケットに触れ、ボールがバスケットを通過することを妨げる。
- プレーヤーがバスケットを揺らしたり掴んだりしたことで、 バスケットに入ることが妨げられた、あるいはバスケットに入ったと審判が判断する。
- プレーヤーがバスケットをつかんでボールにプレーをする。
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