※はじめに…
- この内容はあくまで私の経験から感じたことを記載しています。
- 審判インストラクターとしての指針ではございません。
- ご了承くださいませ。
私自身、レフェリーとして
長く続けて来れれたのは、
試合後の審判ミーティングで
いろんな方から
たくさんのアドバイスと勇気を
いただけたからです。
最近は、
審判主任としてたくさんのミーティングに
参加させていただくこともあり、
ミーティングをもっと有意義なものに
するためにはどうしたらいいか、
私なりに考えてきたことをまとめてみました。
自分自身がそのゲームの内容をしっかりと把握する
- 適切なアドバイスや全体の傾向を伝えるためにしっかりとゲームを観察する。
- キープレイヤーは?チームディフェンスは?ゲームの流れが変わり始めたところは?
- レフェリーの良いところを観察する。
- 判定を下した時やノーコールの時の、プレイヤーの表情、ベンチの動き、TOや観客も観察する。
- ゲームを観察しながら、どういったミーティングにしていくのかを考えておく。
担当レフェリーの感想を聞く
- 感想を聞きながら、「ゲーム流れを把握していたか、プレイに対する理解の度合いはどうか、自分の思いをキチンと伝えているか」などを観察し、ゲームの理解度をみる。
- ミスジャッジや反省点が自分自身でわかっている人には深く突っ込まず、他の話題を用意する。
- ただ漠然と「どうでしたか?」と聞くのではなく、必要に応じて、「現在課題にしていることやこのゲームに対する対策などはあったか」「プレカンではどういったことを話し合ったか」など、ゲームの入り方を聞いてから感想を述べさせることもある。
全体的な印象、傾向を伝える
- 信頼感 (プレイヤー、コーチ、観客、審判仲間などの信頼度)
- 雰囲気 (服装、走り方、ジェスチャー、笛の音色など)
- 判定基準 (的確に判定できているか。現象のみで判定していないか)
- ゲームの流れまたはプレイの流れを考慮したうえで判定しているか。
- トレイルの動き、リードの動きはどうか。
良かった点を伝える
- 元気のよさ、笛の音色、安心感など。
- 丁寧に判定しようとしている。動きが正しい。
- わかりやすいジェスチャーやTOへのレポート。
- いい判定や適切な処置。
- 難しい状況に対しての臨機応変な対応など。
個々の現象についてどういった判断をしたのかを聞く
- 間違った判定あるいは微妙な判定については否定から入らず、どうしてそのような判定をしたのか聞いてみる。
- 周りから見たその判定に対する印象や間違った判定をしたときの位置などを伝える。
- そして正しい判定をするためのアドバイスをする。(位置どりやプレイの見方など)
- 「Good Call !!」や「Good No Call !!」についてもたくさん伝える。特にオフェンスチャージングや適切なダブルホイッスル、相手のカバーなど。認め合うことでみんなが自信になる。
今後の課題や解決策を提案する
- 県公認や新規取得者については、動きやジェスチャーなどの基本を中心に、プレイに対する理解を深めてもらえるようなアドバイスをする。
- 中堅~ベテランに対しては、気になったケースを中心に3人で確認し合うような形式にする。時には提案や質問も必要。
- いずれにしても、そのレフェリーがさらに良くなるような新たな課題を明確にアドバイスあるいは提案する。そしてその課題は全て自分に対しての教訓にもする。
- ミーティング終了後、審判主任としていいミーティングだったかを自己評価する。伝えたいことを上手く伝えることができたか、長くなり過ぎていなかったかなど。
ご参考になれば幸いです。
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