まず最初に、、、
ここでは「フットワーク」そのものを否定しているのではなく、あくまでも練習メニューの「フットワークの練習」についての私なりの考え方をお話ししています。
私が「フットワークの練習」をあまりしない理由
理由① 必要なフットワークは他の練習で教えればよい
フットワークの練習というと、
・サイドステップ
・ゴリラステップ
・ダッシュ&ターン
・サイドキック
・ハーキー&ラン
など。
これらのフットワークの練習に割く時間っておおよそ15分くらいでしょう。
以前は私も張り切って、あれもこれもとメニューを考えて30分近くやっていた頃もありました。
でもミニバスの練習って週に2~4日で、時間も1時間30分~2時間なので、限られた時間で効率よく練習をしていないといけません。
フットワークだけの練習をすると、他のドリルの練習時間が少なくなるのが気になっていました。
でもフットワークは大事。。。
そこで考えたのが、必要なフットワークは他のドリルでしっかりと指導していこうと思い、それからは「フットワークだけの練習」はやっていません。
・ジグザグ1on1でディフェンスのサイドステップやクロスステップ
・ボールミートするときのもらい足でジャンプストップやサイドキック
・クローズアウトの時にダッシュやハーキー
・ディナイされた時にブラインドカットするときのターン
など、プレーの中で大事なフットワークをその都度しっかりと指導することで、プレーの練習自体が実戦的なフットワークの練習にもなっています。
理由② 間違ったまま覚えてしまうことがある
「フットワークの練習」は多くのチームは練習の前半で行いますが、まだ体がほぐれていない状態で、流れ作業的な雰囲気で行うと、選手たちは手を抜いたり自分のやりやすいように省略したりすることがあり、間違ったフットワークの癖がつく可能性があります。
それでは本末転倒だし、先述のとおり実戦的なフットワークにはならないのです。
理由③ キツくて長くて単調な練習は「つまんない」
なにより、「フットワークの練習」ってキツくて単調なので、選手たちはつまらないはずです。(笑)
「はやくボールをさわってシュートを打ちたいな」
「はやくミニゲームがしたいな」
ときっと思っているでしょう。
せっかくバスケットボールに興味を持ってクラブに参加してくれているのだから、少しでもバスケットボールを楽しんでもらいたいと、私は思います。
でもストレッチと全身運動は重視している
ストレッチ
「フットワークの練習」とは逆で、ストレッチはウォーミングアップ&クールダウンで必ずやっています。
筋肉を伸ばし、関節可動域を広げ、プレーの質を向上させることができ、怪我の予防にもなります。
また、ストレッチは気持ちをリフレッシュすることができます。
「さぁこれから練習だ!」
「練習が終わった!楽しかったなナァ!」
など、気持ちを切り替えるきっかけになります。
ストレッチは心身ともにとても重要なことだと思います。
全身運動
全身運動というのは、例えば体幹を鍛えたり、瞬発力や敏捷性などを向上させる体力トレーニングのことです。
フットワークの練習と似ていますが、ステップやターンといった特定のプレーや部位の鍛錬ではなく、全身を上手く使って身体を動かすことを目的としています。
フットワークの練習はバスケットボール選手の体づくりですが、全身運動はスポーツ選手、もっと大げさに言うと人間が活発に生きていくために必要な体づくりを目指しています。
・カエル飛び
・四つん這いでや仰向けで歩く
・ブリッジの姿勢で歩く
・側転
・180度ターン、360度ターン
などを週に1~2回はやるようにしています。
選手たちも楽しんでやってくれています。
別の機会にテーマで取り上げてみます。
以上、あくまでも私の私見ですがご参考になれば幸いです。
ありがとうございました。
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