<戦術>
マンツーマンディフェンス
- ディフェンスの戦術の一つ。
- 相手チームの選手一人一人にマッチアップして守る方法。
- 守り方や展開する範囲によって様々な種類がある。
- 守り方
- ルーズ(ゆるく守る→ドライブ警戒)
- タイト(きつく守る→プレッシャー)
- ワンアーム(腕1本分の距離で守る)
- ハーフアーム(ひじがあたるくらいの距離で守る)
- ゼロアーム(肩のつけ根があたるくらいの距離で守る)
- 展開する範囲
- オールコート
- ハーフコート
- 守り方
ゾーンディフェンス
- ディフェンスの戦術のひとつ。
- ディフェンダーはそれぞれ一定のエリアを分担して守り、チーム一丸となって大きなエリア(ゾーン)を形成してゴールを守る戦術。
- U15カテゴリ以下では使用を禁止されている。→ マンツーマンディフェンスの推奨
- 陣形や展開する範囲によって様々な種類がある。
- 陣形
- 2-3、3-2、1-3-1など
- ボックスワン、トライアングルツー
- マッチアップゾーン(アメーバーゾーン)
- 展開する範囲
- オールコート
- ハーフコート
- 陣形
ハーフコート、オールコート
- マンツーマンとゾーンには、それぞれの展開範囲によって「ハーフコート」や「オールコート」というような言葉がつく。
- オールコート・ゾーンディフェンスだと、コートの全面に展開してボール運びにプレッシャーをかけ、ミスを誘うようなディフェンス方法になる。
- ハーフコート・マンツーマンだと、しっかり自陣に引いてから手堅く守っていくオーソドックスな形になる。
ボックスワン、トライアングルツー
- ゾーンとマンツーマンを組み合わせたもの
- 四角形や三角形のブロックを作り、残った人数で相手オフェンスのキーマンにマンツーマンでつく守り方。
マッチアップゾーン(アメーバーゾーン)
- ゾーンの形を保ったまま、マンツーマンの要領で一人ひとりがマークマンを受け持ち、動きに応じてマークを受け渡す守り方。
プレス
- マンツーマンやゾーンの形で守る中で、積極的にオフェンスに対してプレッシャーをかけ、パスやドリブルを困難にさせて相手のミスを誘いボールを奪いにいくこと。
- 「オールコート・マンツーマン・プレス」というように、一番後ろに「プレス」がつく。
トラップ
- 守りの中で狙いを定め、チームの約束事に基づいてボールマンに対して2人がかりで囲み、ボールの奪取を狙いに行くディフェンス方法のこと。
ダブルチーム、トリプルチーム
- ボールマン1人に対して2人、3人がマークにつくこと。
チェンジングディフェンス
- 常に同じ方法でディフェンスするのではなく、一定の約束事に従って状況ごとにディフェンス方法を変えるやり方。
ファウルゲーム
- ゲーム終盤の劣勢時に、チームファウルが5つ以上でファウルを犯すと無条件に相手側のフリースローになることを利用して、フリースローが落ちることを期待してわざとファウルを仕掛けていくこと。
- どうしても相手を止められない場合、相手にファウルをすることで得点を阻む戦術。
ファウルトラブル
- 意図しないファウルを重ねてしまい、5ファウルを警戒して本来出したい選手をベンチに下げざるを得なくなること。
<オンボールディフェンス>
サイドステップ
- 横方向にスライドしながら進むステップ。
- 足は交差せずに開いたままのステップとなる。
- ただし、飛び跳ねながらステップしてはいけない。
- ディフェンスのフットワークの中で一番の基本ステップ。
ワンアーム
シュートチェック
ブロックショット
- 相手チームのシュートをはじいて、ゴールを阻止するプレー。
<オフボールマンディフェンス>
オフボールマン
- ボールを持っていないオフェンスプレーヤー。
マークマン
- 自分がマークする相手。
ピックアップ
- マークマンを捕らえること。
マッチアップ
- 1対1の関係のこと。
ミスマッチ
- 高さや技術力など攻守の能力に差があるマッチアップのこと。
ボール・ミー・ユー
Ball – Me – You
- 常にボールマン(ボール)とマークマン(ユー)の間に自分(ミー)を置くこと。
オープンスタンス
- ボールとマークマンの両方が見えるように、体を開いた格好でボールの動きに対して構える守り方。
ピストルスタンス
- オープンスタンスの際、両方の手を上げて、一方をボールマンに、もう一方をマークマンに対して人差し指を向けておくこと。
クローズドスタンス
- マークマンに対して正対しながらマッチアップする守り方。
- ボールに対しては背中を向けてディナイし、自分のマークマンにボールを持たせないようにする。
ディナイ
- クローズドスタンスの際、ボールマンとマークマンの間のパスラインに腕を上げて手の平をパッサーに向けておくこと。
フェイスガード
- クローズドスタンスの中でも、特にボールを持っていないマークマンに対して絶対にパスを通されたくない場合の守り方。
- マークマンに身体を正対させて密着マークする方法で、相手チームのエースなどに対して行われる。
- 視野はボールよりも自分のマークマンを優先する。
- 相手チームもエースをノーマークにしたいためにスクリーンをかけてくるので、スクリーナーのマークマンはしっかりと声を掛けないといけない。
ビジョン
- ボールとマークマンの両方を視界におさめておくこと。
ハンズアップ
- ビジョンを確保した上でパスにプレッシャーを与えるための手。
インターセプト
- 相手チームのパスのボールを奪うプレーのこと。
- 「パスカット」とは言わない。
- ドリブルしているボールを奪うのは「スティール」という。
バンプ(ボディーチェック)
- ディフェンスが、オフボールのオフェンスの進路に一瞬早く入ることで、オフェンスが進む進路を一時的に塞ぐ技術。
- カットインに対するバンプ
- フラッシュポストに対するバンプ
- スクリーナーに対するバンプ
セーフティ
- 相手にディフェンスリバウンドを拾われて速攻を出されるのを警戒して、自陣に引き気味の位置を取ること。
ハリーバック
- 早く自陣に戻ること。
<チームディフェンス>
ナンバーコール
- マンツーマンディフェンスのとき、各自がマッチアップする選手の番号を声に出すこと。
- ノーマークの選手が出ないようにするためのコミュニケーションのひとつ。
ヘルプ
- 味方が抜かれたときやペイント内を攻められていている状況で、自分のマークマンやエリアから離れてそのピンチに対応するプレー。
カバーダウン
- ヘルプディフェンスの動き方のひとつ。
- ポストマンディフェンスのピンチに対応するために自分のマークマンから少し離れてインサイドに寄っておく動き。
- 「カバーダウン → ヘルプ」や「カバーダウン → リカバリー」といった具合に、いろんな状況を予測しながらポジショニングすることが大切。
シャット・ザ・ゲート
- ディナイやフロートしながら、ドライブに対するヘルプに素早く対応しドライブコースを塞ぐことで、ドライブをけん制するプレー。
- ドライブを阻止することができたらすぐにリカバリー(自分のマークマンに戻る)する。
ダブルチーム
- ボールマンに対し、2人で取り囲むようにディフェンスすること。
- 3人で取り囲むことをトリプルチームという。
リカバリー
- ヘルプやカバーダウンなどで自分のマークマンやエリアから離れて動いた後、再び自身のマークマンやエリアに戻ること。
ローテーション
- マンツーマンディフェンスでヘルプに対応した際、ノーマークの選手ができないようにマークマンをずらしながら臨機応変にマッチアップを変えていく戦術。
- 無駄なダブルチームになったり、あるいはお見合いしたりしないように、それなりの練習が必要。
- まずは3on3や4on4などで動きの確認から始めて、スクリメージ等で実践を練習していく。
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