<ディフェンスの状態に対して>
ボールサイドカット(フロントカット)
- ボールマンディフェンスと自身のディフェンスの間を走る動き
- フロートやサッグの状態で自身へのマークが緩い場合に有効
- UCLAやダブルカットインでカット
- フロントカットに対するパスは、バウンドパス、鋭いチェストパス
ブラインドカット(バックカット)
- ディフェンスの背後を走る動き
- タイトなディフェンスで自身へのマークが厳しい場合に有効
- ブラインドカットに対するパスは、バウンドパスやロブパス
<ミート>
Vカット
- ウィングポジションでバックカットからウィングへ戻ってボールをもらう動き
- バックカットの動きはゆっくり行い、ウィングへ飛び出すときにスピードを上げる
- ショートパスでミートするために少しボール側へ飛び出す
- アウトサイドへ向かってミートするので、必ずリングに正対する姿勢(トリプルスレット)をとってから次のプレーを行う
- Vカットに対するパスはバウンドパス、鋭いチェストパス
Iカット
- Vカットとほとんど同じ動きであるが、スタートした場所に戻ってくるという点で異なる
- Vカットよりもディフェンスが守りやすいが、時間がかからないので使う頻度も多い。
Lカット
- ボールミート時に相手がコースを止めに来たらシールして直角方向へ飛び出す動き
- トライアングルカットやシャローカットで使うカッティング
- ミートがうまくいけばディフェンスは遅れてくるので1on1やパスが優位に行える
Cカット(カールカット)
- タイトなディナイをされている時に、ディフェンスの背後を通ってボールをもらいに行く動き
- オフボールスクリーン時に有効なカッティング
Sカット
- カッティングの途中で状況に応じてコースを変えてディフェンスを振り切る動き
Uカット(Jカット)
- スクリナーをうまく使い、Uの字(Jの字)を描くようにウィングやコーナーに開く動き
<走り方>
バスケットカット
- ゴールへ走りこむ動き
フレアーカット
- コーナーへ走りこむ動き
トライアングルカット
- ウィング → ショートコーナー → エルボー → ウィングの順で3角形を描くような動き
- タイトなマークに対してウィングでミートする際に行う
- エルボーから飛び出す際はLカット
シャローカット
- アウトサイドからペイントエリアのライン付近を通って別のアウトサイドへ飛び出す動き
- 逆サイドからディフェンスを振り切ってボールミートするときに使う
- LカットやCカット
ディープカット
- ウィングがベースライン付近を通って逆サイドのコーナーやウィングへ走りこむ動き
- マンツーマンディフェンスよりもゾーンディフェンスに対して使われる
スラッシュカット
- ボールに対して斜めに走り逆サイドへ移動する動き
- ウイングにスペースを作りたい時にディナイの後方を通り逆サイドへ移動する
<ポストプレー>
フラッシュカット
- ローポストやショートコーナーからハイポストへ上がる動き
- 鋭くポストアップする
- バンプされたらドロップカットやオフボールスクリーンなどへ切り替える
ドロップカット
- ポストの正面もしくはフラッシュを妨害されたときにリング下へ走り込む動き
- ポストアップの際は足を引いて半身になり一瞬ディフェンスの体を抑え込むようにしてリング下に走り込む
- ペイントエリア内でミートをするのでシュートのチャンス
- ドロップカットに対するロブパスは上空を見ながらのミートになるので、ヘルプディフェンスを予測警戒しながらミートする
- パスが通らなくてもハイポストにスペースができる
<パターンプレー>
UCLAカット
- トップポジションにいるガードがウィングへパス後、ハイポストのスクリーンを使ってボールサイドカットするプレー
- アメリカのUCLA大学John Woodenヘッドコーチによって考案されたプレー
シザースカット
- ハイポストを中心に2人のガードが時間差で交差するカットインプレー
- シザースは「はさみ」の意味
バックドアカット
- ブラインドカットでゴールへカットインした選手へパスを出すプレー
- 主にポストへパスが入ったと同時にブラインドカットした選手へバウンドパスを出すプレーが一般的
フレックスカット
- コーナーにいるオフェンスがローポストのスクリーンを使ってゴール下に切れ込むプレー
- 「フレックスオフェンス」に使われるカッティング
<スクリーンプレーのカッティング>
スクリーンプレーでは、
スクリーンをセットする人を
「スクリーナー」
それを使う人を
「ユーザー」
といいます。
ストレートカット
- スクリーンの方向にディフェンスをブラッシング(ぶつける)カット
- スクリーン後、ユーザーはまっすぐに動く
- スクリーナーはピックアンドロール(ライブ、シール、アウト、スペース)などをおこなう
カールカット(タイトカット)
- スクリーンをファイトオーバーしてくるディフェンスを、スクリーナーを巻くようにブラッシングするカット
- ユーザーはS字で目的方向に動くか、違うプレーをするかを選択する
- スクリーナーはピックアンドアウト(ライブ)かピックアンドスペースが多い
エクスプロージョン
- ディフェンスがスクリーン側に寄っているときに逆方向へ走るプレー
- 止めるにはスイッチ以外になく、スクリーナーはピックアンドロールをおこなう
スリップカット(アーリーリリース)
- スクリーナーのカットプレー
- スクリーンを予測して相手が待ち伏せする場合、スクリーナーがスクリーンをかけるふりをして、リング方向へ走る
- アーリーリリースともいうが、実際にはスクリーンを作らない
- 但し、スクリーナーはこのチャンスが分からないので、ユーザーがスリップカットの指示を出すのがよい
ループカット
- ローポストを使ったVカットの変形
- 自分のディフェンスのいる側にローポストを回ってボールをもらう
- スイッチしたらミスマッチになる
- 待ち伏せしたら逆サイドやハイポストへノーマークで動ける
- スクリナーはスイッチに対してピックアンドロール、その他はディフェンスをシールした後、ピックアンドスペースに動く。
トレイル
- 横方向のアウトサイドスクリーンのこと
- ユーザーはスクリーナーの裏側でボールをもらう
- この後、
- ユーザーのシュートやドライブ
- スクリーナーのピックアンドスペース
- スクリーナーのピックザピッカー(スクリーンした後、味方にスクリーンをしてもらうプレー)
- スクリーナーのリスクリーン(もう一度スクリーンする)
などの攻撃がある
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