<得点別>
ツーポイントシュート (2Pシュート)
- スリーポイントラインよりも内側からのシュートのこと。
- シュートが決まった場合は2点になる。
スリーポイントシュート (3Pシュート)
- スリーポイントラインよりも後ろ側からのシュートのこと。
- シュートが決まった場合は3点になる。
- スリーポイントラインを踏んでシュートをした場合はツーポイントシュートになる。
フリースロー
- シュートに対するファウル、チームファウルが1クォーターに5回を超えた場合、テクニカルファウルの時などに与えられるボーナススローのこと。
- フリースローラインから打ち、決まると1点が加算される。
バスケットカウント、アンドワンスロー(バスカン、アンドワン)
- バスケットカウントとは、シュートモーションの途中でファウルをもらい、なおかつシュートを決めるプレーのこと。
- ツーポイントであれば2点、スリーポイントであれば3点が加算された上で、ボーナススロー(フリースロー)が1本与えられる。
<ランニングシュート>
レイアップシュート
- バスケの最も基本的なシュート。
- 手の平を上に向けてボールをゴールに置いてくるように打つ。
レイバック(バックレイアップ/リバースレイアップ/バックシュート)
- リングの下を通過してゴールの反対側からレイアップを後ろ向きに打つシュート。
- ディフェンスの位置やパスのタイミングによってレイアップが難しい場合に選択するシュート。
- 試合中に打つ回数も多く、重要なシュート。
リーチバックシュート
- エンドラインに遠い方の手でリリースするレイアップシュート(右側なら左でレイアップ)。
- 足の踏み切りの順番に明確な決まりはない。
オーバーハンドレイアップ(プッシュシュート)
- ジャンプシュートを打つ時のようにボールを持って打つレイアップシュートのこと。
アンダーハンドレイアップ
- 手の平を上に向けてボールを下から支えて打つシュートのこと。
ワンステップレイアップ
- 通常のレイアップは「1・2」と踏み切りますが、ワンステップレイアップは1歩で踏み切ってレイアップをするシュート。
- ディフェンスにブロックされるのを避けるためにタイミングをずらしたい場合に使う。
- また、ゴールに近すぎて2歩ステップを踏むスペースがない場合にも使う。
- 試合中に使うことは少ないが、練習をしておくことで通常のレイアップがより簡単になる。
逆ステップレイアップ
- 通常のレイアップとステップを逆にするシュート。
- 例えば、右手でレイアップをするときに左足→右足の順にステップを切ります。
- 高校や大学などで1on1のドライブからこのステップを得意とする選手が意外と多い。
- ディフェンスとのタイミングがずれるというメリットがある。
パワーレイアップ
- ディフェンスとのコンタクトでも姿勢を崩さずに決めるためのシュート。
- また、自らディフェンスとコンタクトを作り、ファウルを誘うときにも使う。
- パワーレイアップは両足で踏み切るのが特徴で、肩幅よりも広くスタンスを取り、両足をエンドラインに平行にする。
- 低い姿勢からディフェンスの方向に飛び、シュートを打つためのスペースを作り出す。
- シュートはオーバーハンドやフックシュートに近い形になる。
ダブルクラッチ
- レイアップの姿勢から、空中でディフェンスをかわすシュート。
- レイアップを2回(ダブル)するというイメージ。
フィンガーロール
- レイアップのリリース直前に手首と指先でコントロールしながら打つシュート。
- スピードやパワーのあるレイアップで上げたボールの勢いを抑えるために、柔らかなスナップと指先でコントロールすることでショットの正確性を高める。
スクープショット(ハイレイアップ)
- スクープショットはディフェンスのブロックを避けるために、レイアップのボールを空高く投げるシュート。
- レイアップと比べて難易度が非常に高く、相当な練習を必要とする。
フローターショット(ティアドロップ、プッシュシュート)
- フローターショットはスクープショットと同様に空高く投げるシュートですが、スクープショットがアンダーハンド(下から)であるのに対してフローターショットはオーバーハンド(上から)打ちます。
<ダンクシュート>
ダンク(ダンクシュート、スラムダンク)
- リングに直接ボールを叩き込む、バスケットボールの花形シュート。
アリウープ
- 空中でパスを受け取ってそのままダンクをするシュートのこと。
タップシュート
- 空中でパスを受け取ってそのままシュートを打つこと。
プットバック(リバウンドダンク)
- プットバックとはオフェンスリバウンドのボールをそのままダンクするシュートのこと。
レーンアップ
- フリースローラインから踏み切ってダンクを決めるシュートのこと。
<フックシュート>
フックシュート
- ディフェンスにブロックをされないように、ゴールに対して横向きでゴールから遠い手で打つシュートのこと。
- フックシュートは主にペイントエリア内で使うシュート。
- フックシュートやゴール下のシュートはマイカンドリルでの練習がオススメ。
スカイフック
- リングよりも高い打点から斜め下に向かって打つフックシュートのこと。
- ボールが手から離れ始めた時点でボールは落下を始めているので、ブロックをしてもゴールテンディングになってしまい、ブロックは不可能なフックシュート。
- NBAのカリーム・アブドゥル・ジャバー選手やアキーム・オラジュワン選手が得意としていた。
ベビーフック
- ディフェンスにブロックされないために、シュートモーションを小さくして素早く打つフックシュートのこと。
- NBAのマジック・ジョンソン選手が得意としていた。
<ステップ>
ターンアラウンドショット
- ゴールを背にした状態からフロントターンをしてジャンプシュートをするステップシュート。
- ポストだけでなく、ガードやフォワードがドライブからゴール近くで止まって、フロントターンをしてジャンプシュートをすることが多い。
ドロップステップ
- 上半身はそのままの姿勢で腰を捻りながら、足をクロスさせるように下半身だけを反転させるジャンプストップ。
- どちらかの足はゴールの方へ向くようにする。
- そのままターンシュートや、ターンアラウンドからフェードアウェイシュートなど、多彩なプレーへ展開できる。
ステップインシュート
- ジャンプストップやストライドストップ時のシュートの際に、フリーフットをゴールの方へ踏み込んで放つシュート。
- ゴール下で使うことが多い。
ポンプフェイク
- シュートフェイクのひとつで、下半身は低い姿勢のままで、ボールや上半身の小さい動きを使ってディフェンスの反応を誘うフェイク。
- ポンプで水汲みをしている動作に似ていることからポンプフェイクと言われている。
アップアンドアンダー
- ポストでの有効なステップシュートの1つで、ターンからジャンプシュートをすると見せて(アップ)、ステップイン(アンダー)をして放つシュート。
- ポンプフェイクからのステップインはとても有効なプレー。
ステップバックシュート
- ドライブからドリブルを止めるときにバックステップをして打つジャンプシュートのこと。
- バックステップによってディフェンスとのギャップを生み出すことができるので、オフェンスにとって有効なシュート。
ギャロップステップシュート
- 1歩目で踏み切って、2歩目を両足で着地するステップから放つシュート。
- 基本的に1歩目で踏み切るときに体をひねって逆側を向くように着地する。
ユーロステップシュート
- NBAのマヌ・ジノビリ選手が得意とするステップで、ジノビリステップとも呼ばれている。
- 通常のレイアップと異なり、2歩目を1歩目と逆側に大きく切り返すことでディフェンスをかわす高等テクニック。
- ディフェンスをかわしきれずオフェンスチャージングとなることもある。
キキムーブ
- NBAのキキ・バンダウェイ選手が多用していたステップバックシュート。
<セットシュート>
ジャンプシュート
- ジャンプの最高到達点に達するタイミングで打つシュートのこと。
- 空中でセットして打つことでブレないショットが打てる。
ジャンピングシュート
- ジャンプが最高到達点に達する「前」に打つシュートのこと。
- ジャンプを利用してシュートを打つので、非力な選手でも遠くからのシュートを打つことができる。
ミートシュート
- パスをもらってそのまま(ドリブルを突かずに)打つシュートのこと。
- ミートシュートを決めるためには、もらい足のリズムが非常に大切。
ドリブルジャンプシュート(プルアップジャンパー、ストップ&ジャンプシュート、ドリブルオフジャンプシュート)
- ドライブからドリブルを止めてジャンプシュートを打つこと。
ワンドリブルジャンプシュート(ワンドリジャンプシュート)
- ドリブルジャンプシュートのドリブルを一回しかつかない場合のこと。
- バスケのプレーではよく見られるシュート。
フェイドアウェイシュート
- 通常のシュートが真上からやや前方にジャンプするのに対して、フェイドアウェイシュートは後方にジャンプして打つシュート。
- ディフェンスにブロックをされないためのシュート。
<ポジションによるシュートの名称>
ゴール下シュート
- ゴール下付近からのシュートのこと。
- 一見簡単に思われがちですが、ディフェンスがいる場合には難易度が高く、ゴール下でもシュートを決められない場合は多い。
ミドルレンジシュート
- ペイントエリアの外からスリーポイントラインの内側までのエリアから放つシュートのこと。
- ポイントガードからセンターまでポジションに関係なく、ミドルレンジシュートのシュート力を持っていることが求められる。
アウトサイドシュート
- ミドルレンジやスリーポイントラインなどの外角のシュートのこと。
シュートレンジ
- シュートが打てる(決められる)範囲のこと。
- シュートレンジは広いほど有利ですが、特にスリーポイントが打てるかどうかというのはシュートレンジの分かれ目と言える。
<シュートの状態>
ループ (アーチ)
- 放たれたショットの弧(軌道)のこと。
- きれいな弧を描いたシュートは、正円のゴールに向かって飛んでいるので確率がよく、外れても弾みが小さいのでゴール周辺に落ちやすい。
- 低い弧を描いたシュートは、ラグビーボールのような楕円形のゴールに向かって飛んでいるので確率が悪く、リングに当たった時も跳ね返りが大きくリバウンドの予測がしにくい。
イージーショット
- ノーマークのレイアップやゴール下のショット。
- 簡単な(easy)シュートという意味からきている。
- 「練習中ではイージーショットを決めよう」などと掛け声をかけることが多い。
タフショット
- ディフェンスのマークが厳しく、プレッシャーを受けた状態(体のバランスが崩れ、視界を遮られた状態など)で打つシュートのこと。
- 難しい(tough)シュートという意味からきている。
スウィッシュ
- リングに当たらずに入るシュートのこと。
- ゴール中央に適切な弧を描いて放たれたシュートしかスウィッシュにはならないので、パーフェクトシュート(完璧なシュート)とも呼ばれる。
バンクショット
- バックボードに当てて打つシュートのこと。
- ゴール下からミドルレンジの45度付近で使われることが多い。
エアボール
- ゴールに当たらずに外れるシュートのこと。
ブザービート
- 試合終了、クォーター終了、ショットクロック終了のブザーとともに入るシュートのこと。
<ミート>
ジャンプストップ
- 両足で同時に止まるステップのこと。
- 軸足をどちらにしてもいいのでピポットがしやすい。
- ジャンプストップからのシュートのリズムが得意な選手もいます。
ストライドストップ
- 片足ずつ交互に止まり、両足がやや前後になるステップのこと。
- 右利きの場合は左→右の順番で止まることが多い。
スライドストップ
- 片足ずつ交互に止まり、両足が平行になるステップのこと。
- 右利きの場合は左右の順番で止まることが多い。
軸足、利き足
- 右利きであれば左足が軸足、右足が利き足になる。
- 軸足は有名ですが、軸足の反対の足が利き足ということはあまり知られていない。
<シュートに関わる用語>
ワンハンド・シュート(One Hand Shoot)
- 片手で構えて打つシュート。
ツーハンドシュート
- 両手で構えて打つシュート。
フィールドゴール(FG)
- スリーポイントとツーポイントシュートの合計で、スタッツ上でFGと表される。
- 例えば、スリーポイントを3本、ツーポイントを10本打ったとしたら、FGは13本になる。
フィールドゴールメイド(FGM)
- スリーポイントとツーポイントシュートを何本決めたかをで表したもの。
フィールドゴールパーセンテージ(FGP)
- フィールドゴールの成功確率を表した指標。
- FGが10本でFGMが5本であれば、FGPは50%になる。
- 40%以上で良い成績、50%以上入ればスター選手。
トリプルスレット
- シュート、パス、ドリブルの3つができる姿勢のこと。
- 3つの(トリプル)脅威(スレット)の意味。
フォロースルー
- シュートを打った後に残る手のこと。
- シュートが得意な選手ほど、きれいなフォロースルーをしている。
コメント