イリーガルシリンダー

(1)基本的考え⽅

  1. ボールを持っているオフェンスには、⾃⾝のシリンダーの範囲でノーマルバスケットボールプレー*を⾏うための⼗分な空間が与えられなければならない。
    *ノーマルバスケットボールプレー(以下︓NBP)とは、ドリブルの開始、ピボット、ショット、パスをすることをいう。
  2. ボールを持っているオフェンスが⾃⾝のシリンダーの中でNBPを⾏うとき、ディフェンスがオフェンスのシリンダーの中に⼊ってイリーガルなコンタクトを起こした場合は、そのコンタクトの責任はディフェンスにある。
  3. ボールを持っているオフェンスが⾃⾝のシリンダーの外でNBPを⾏うとき、オフェンスがディフェンスのシリンダーの中に⼊ってイリーガルなコンタクトを起こした場合は、そのコンタクトの責任はオフェンスにある。

 

(2)ディフェンスに責任のあるコンタクト

  1. オフェンスがNBP をしようとしている時にディフェンスがオフェンスのシリンダーの中に⼊ってイリーガルなコンタクトを起こした場合は、ディフェンスファウルを宣する。特にディフェンスが起こしたコンタクトの結果、アウトオブバウンズやトラベリングなどが起きた際は、最初のイリーガルコンタクトに対してファウルを判定する必要がある。
  2. スローインが始まる前に、ボールを持っていないオフェンスに対してディフェンスが相⼿の体に、⾃⾝の体を密着させている場合は、
    審判は声を使ってその⾏為をやめさせ、⼗分な空間を確保させる。ただし、その⾏為をやめない場合はファウルを宣する。

 

(3)オフェンスに責任のあるコンタクト

ディフェンスが⾃⾝のシリンダーの中でリーガルにポジションを占めている状態で、オフェンスがディフェンスのシリンダーの中に⼊ってイリーガルなコンタクトを起こした場合は、オフェンスファウルを宣する。

 

シリンダーの概念

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