ア
アイコンタクトEye Contact
- 目を合わせることでのコミュニケーションのこと。
- ダブルホイッスルなどに目を合わせることで、判定などに関する行き違いを避ける。
- その他コート上での必要な情報交換の一つの方法として、クルーで状況などを把握するときにも活用される言葉を通さないコミュニケーション。
アウトサイド インOutside-in
- レフェリーするうえでのアングルの取り方で、自身がレフェリーする対象よりコートの外側に位置しながらレフェリーする状態のこと。
アクト オブ シューティング (AOS)Act of Shooting
- ショット動作のこと。ひと続きの動きの中で、プレーヤーが相手チームのバスケットを狙ってスローやダンクをするためショットの動作を起こしたと、審判が判断したときに始まる。
- タップのときは、相手チームのバスケットを狙ってタップしたと、審判が判断したときから始まる。
アクティブActive
- オフェンスとディフェンスの距離が近くアクションが起きている、またはアクションが起きる前の段階のマッチアップのこと。
- オフェンスとディフェンスの距離が近く、動きのないプレーヤー同士のマッチアップを「ノンアクティブ」と呼ぶ。
アクティブ オフィシャルActive Offcial
- スローインやフリースローなどでゲームを再開するためにボールを持っている審判。
- スピード・アジャスターとも呼ぶ。
アクティブマインドセットActive Mind Set
- 常に集中力を切らすことなく、ゲームを通してイリーガルなアクションに着目するメンタルのこと。
アシストAssist
- 特定の状況下における、明らかで確認のある情報を、コミュニケーションを通してパートナーに提供すること。
アングルAngle
- レフェリーする対象に向けて取る角度や視野のこと。自身のアングルから判定できる場合、プライマリエリアの審判から判定を下すことができるかどうかを理解したえで、判定に参加する。
イ
インサイド アウトInside-out
- レフェリーするうえでのアングルの取り方で、自身がレフェリーする対象よりコートの内側に位置しながらレフェリーする状態のこと。
インディビジュアル オフィシエーティング テクニック (IOT)Individual Officiating Techniques
- 2PO、3PO のいずれにも共通して一人ひとりの審判に求められる基本技術のこと。
インテンシティ コントロールIntensity Control
- ゲームの中で感情の変化を伴うプレーヤラフなプレーをしっかりとレフェリーして判定を下すことで、ゲームをコントロールすること。
インパクトImpact
- コンタクトのうち、触れ合いの度合いの大きなもののこと。
インピードImpede
- リーガルに動こうとしている相手プレーヤーを、イリーガルな触れ合いで邪魔をしたり、その動きを遅らせたりする行為のこと。
ウ
ウィークサイドWeak Side
- 3PO でセンターオフィシャルのいるサイドのこと。
エ
エッジEdge
- 3ポイントラインで、エンドラインから垂直に伸びている部分と湾曲している部分が交わる部分。
エンド オブ ウォーター (EOQ)End of the Quarter
- 各クォーターの終わりのこと。
エンド オブ ゲーム (EOG)End of the Game
- ゲームの終わりのこと。
オ
オーバー オフィシエーティングOver Officiating
必要以上に自身のプライマリを超えて判定を下すこと。
オープン アングル (オープン ルック)Open Angle (Open Look)
アクティブなマッチアップに対して良いアングルを確保し、レフェリーできるポジションを取ること。
オポジット サイドOpposite Side
スコアラーズテーブルと逆のサイドのこと。
オンボールOn Ball
- ボールのあるところのこと。
- ボールのないところは「オフボール」と呼ぶ。
カ
カバレージCoverage
- それぞれの審判がレフェリーするコート上の範囲のこと。
- オンボールカバレージとは、ボールのあるマッチアップをレフェリーすること、ボールがプライマリ内にある場合、その審判は、ボールマンのマッチアップを中心にアングルを当てる。
- オフボールカバレージは、ボールのないところのマッチアップをレフェリーすること。
- オフボールをカバーする審判は、ボールアクションに直接関係していないプレーヤーをアングルに入れることができるポジションを確保する。
カリスマ性Charisma
- その立ち振る舞いや言動などによって、クルーやゲームに関わる人ーをリードする存在感のこと。
ク
クルーチーフ (CC)Crew Chief
- 主審。
- 副審は「アンパイア」と呼ぶ。
- 3PO では第1副審を「ファーストアンパイア (U1) 」、第2副審を「セカンドアンバイア (U2) 」と呼ぶ。
クルーチーフ メンタリティ (CCM)Crew Chief Mentality
- クルーチーフやアンパイアなどのノミネーション (審判割当) 上の役割に関わらず、ゲーム任された審判それぞれが、クルーチープ同様の責任感を持ち取り組むこと。
クルーワークCrew Work
- 審判2人または3人で協力してコミュニケーションをとり、ゲームをスムーズに進めること。
クローズダウンClose Down
- ローテーションの予備動作として、リードオフィシャルが制限区域の端のすぐ外側に位置すること。
クロックコントロールClock Control
- リードオフィシャル、トレイルオフィシャル、センターオフィシャルのどのポジションにいても、ゲームクロック、ショットクロックの管理に対する意識を持ち、マジックタイムなどを用いて正しい時間を把握すること。
ケ
ゲームコントロームGame Control
- 適切なメカニクスとルールの理解、プレーコーリングをベースとしながら、ゲームが円滑に進むようにリードすること。
コ
コートインスペクションCourt Inspection
- 審判が会場に到着した後、ゲーム開始前にTO機材が正常に稼働することや、コート周辺の環境が規定どおりになっているかチェックすること。
コーリングオフィシャルCalling Official
- 笛を鳴らし、判定を下した審判のこと。
コール ザ オビアスCall the Obvious
- 誰が見ても明らかなインパクトに対して、ファウルを宣していくこと。
コネクトConnect
- 自身のプライマリから離れていくドライブや、距離はあるが見るべきマッチアップなどに、しっかりとアングルを取り判定を下す準備をすること。
ス
スキャン ザ ペイントScan The Paint
- リードがローテーションの最中に、制限区域(リストリクティッド・エリア)のアクティブなマッチアップを把握すること。制限区域にアクティブなマッチアップがない場合には、次にアクティブになり得るマッチアップを把握する。
スタート・デベロップ・フィニッシュStart / Development / Finish
- 特にバスケットに向かうドライブなどで起こる触れ合いに対して、その全体を見て判定を下す考え方のこと。
ステイ ウィズ ザ プレーStay with the Play
- プレーにステイし、プレーが終わるまで見届けてから判断すること。自身のプライマリから始まったプレーに関しては、そのプレーが次のプレーに展開するまではアングルを残しておくこと。
ステーショナリ & ディスタンスStationary and Distance
- プレーとの距離を保って、静止した状態からレフェリーすること。判定の精度を高めるとともに、説得力のあるプレゼンテーションに繋がる。
ストロングサイドStrong Side
- 3PO でトレイルオフィシャル、リードオフィシャルの2人の審判がいるサイドのこと。
スリーパーソン オフィシエーティング (3PO)Three-Person Officiating
- 3人の審判によって行われるシステムのこと。
スリーポイント or ツーポイント (3or2)Three Points or Two Points
- スリーポイントライン付近から放たれたショットが、スリーポイントフィールドゴールエリアから放たれたか、ツーポイントフィールドゴールエリアから放たれたかを判定すること。
セ
セカンダリSecondary
- プレーに対してアングルが取れており、プライマリの次に判定を下すことができるカバレージのこと。
センターオフィシャルCenter Official
- ウィークサイドに位置する審判のこと。
タ
タウンティングTaunting
- 挑発・威嚇行為のこと。
チ
チェックイン (アクセプト)Check-In (Accept)
- 他の審判のプライマリから、自身のプライマリに移ってくるプレーにアングルを当てて受け取ること。
チェックアウト (リリース)Check-Out (Release)
- 自身のプライマリから他のプライマリに移っていくプレーを、パートナーがチェックインしたことを確認したうえで、次のプライマリマッチアップを探すこと。
テ
ディサイシブ (決断力)Decisive (Determination Power)
- どのような状況においても、臆せずに決断することができる能力のこと。
ディレイ オブ ゲーム (DOG)Delay of the Game
- ゲームの円滑な進行を妨げる行為のこと。
テーブルサイドTable Side
- スコアラーズテーブルのあるサイドのこと。
テーブルレポートTable Report
- スコアラーに向けて、決められたシグナルを使ってプレゼンテーションをすること。
デッドボールオフィシエーティングDead Ball Officiating
- ファウルやタイムアウトなどが宣せられボールがデッドの状態になっても、プレーヤーやチームベンチにいることを許されている者の動向を、レフェリーし続けること。
デュアルカバレージDual Coverage
- 2人もしくは3人の審判のプライマリエリアが重なり合う部分。
- プレーの受け渡しのときや、それぞれのポジションからのアングルが異なるときなど、ケースによって複数の審判のプライマリが重なる瞬間やエリアのこと。
テンポセッティングTempo Setting
- 審判がゲームの序盤およびゲームのテンボ(質)が変わるとき等に、ゲームをコントロールするために判定基準を示していくこと。
ト
トッシングオフィシャルTossing Official
- ジャンプボールを行うときにトスを行う審判のこと。
- トスを行わない審判を「ノントッシングオフィシャル」と呼ぶ。
トレイルオフィシャルTrail Official
- ボールレベルの後方に位置する審判のこと。
ヒ
ピック ザ ペイントPick the Paint
- ローテーションが起こったことによって、トレイルオフィシャルから新たにセンターオフィシャルのポジションに入るとき、ボール周辺のプレーからペイント内にアングルを移すこと。
ビッグピクチャーメンタリティBig Picture Mentality
- 主にトレイルオフィシャル、センターオフィシャルのアングルの意識のこと。時計やテーブルオフィシャルズを含めたコート全体を把握しておくこと。
フ
フィニッシュFinish
- リードがローテーションを終えて、新たなサイドでレフェリーする準備ができたタイミング。
フェイクFake
- オフェンスやディフェンスがファウルをされたかのように見せかけ、ゲームに関わる人々を欺くプレーのこと。
プライマリPrimary
- それぞれのポジションに位置する審判が責任を持つ範囲のこと。プライマリとアングルを持っている審判が責任を持って判定を下す。
フラッシュFlash
- プライマリではない審判が 3or2 をアシストすること。
プロテクトシューターProtect Shooter
- ショットを放ったシューターの着地する権利を守ること。
- 空中にいるプレーヤーへの触れ合いや、シューターの着地点に入り触れ合いを起こすことにファウルを宣し、重大な怪我のリスクを取り除く。
フリーダム オブ ムーブメント (FOM)Freedom of Movement
- プレーヤーに認められているコート上を自由に動く権利こと。
プレゼンテーションPresentation
- テーブルレポートやジェスチャー、立ち振る舞いなどの所作、表現のこと。
ヘ
ヘルプHelp
- 自身のプライマリを超えたところでの明らかなファウルやバイオレーションについて、何らかの理由で笛が鳴らなかったときに、セカンダリの審判が判定を下すこと。またアウトオブバウンズの判定において、判定を下すが最後にボールに触れたプレーヤー(以下「ラストタッチ」)を確認できなかったときや、示した方向が明らかに逆だったとき、正しい情報を伝えること。
ホ
ポイント オブ コンタクト (POC) と ネイチャーPoint of Contact and Nature
- イリーガルな触れ合いが体のどの部分 (POC) に生じて、どの種類のファウル (ネイチャー) に当てはまるかを正確に把握したうえで、ファウルを下すこと。
ボールラインBall-Line
- ボールのある位置からエンドラインに対して垂直に引いた仮想の線のこと。
ボールレベルBall-Level
- ボールのある位置からサイドラインに対して垂直に引いた仮想の線のこと。
ボクシングインBoxing-In
- 2PO で10人のプレーヤーを常に自分と相手審判のアングルに入れておくこと。
- 第1クォーター以外の各クォーター、およびオーバータイムを開始するスローインのときは、必ず審判が対角線に位置を占めることになるが、ボクシングインとは、本来両審判が対角線上に位置を占めることを意味する用語ではない。したがって、両審判は必ずしも対角線上に位置を占める必要はない。
ポジションアジャストPosition Adjust
- プレーに合わせて、オープンアングルを維持するために、位置を変えること。
マ
マージナルMarginal
- オフェンス、あるいはディフェンスが自然な動きをする中で、その動きの RSBQ に影響をもたらさない触れ合いのこと。ファウルと判定を下すに至らない触れ合いの度合い。
マジックタイムMagic Time
- 表示されているゲームクロックからショットクロックの時間を引くことで、24秒ルールが成立するームクロックの秒数を把握すること。何らかの理由でクロックにトラブルがあったときに、正しいを導き出すために使う。
ミ
ミッドラインMid-Line
- リングとリングを結んだ仮想の線のこと。
ミッドレーンMid-Lane
- 制限区域両端をセンターラインに向かって延長したエリアのこと。
ミラー ザ ボールMirror the Ball
- リードオフィシャルが、ボールラインを基準としてポジショニングすること。
リ
リズム・スピード・バランス・クイックネス (RSBQ)Rhythm / Speed / Balance / Quickness
- イリーガルなコンタクトが相手プレーヤーに与える影響の要素のこと。
- いずれかが崩れたときファウルの判定を下す。
レ
レフェリーディフェンスReferee Defense
- ディフェンスのイリーガルなアクションに焦点を当ててレフェリーすること。
- スペースをレフェリーするのではなく、見るべきものを明確にする。
レポーティングオフィシャルReporting Official
- テーブルオフィシャルズに向けて、レポートを行う審判のこと。
ロ
ローテーションRotation
- ボールサイド=ストロングサイドのコンセプトのもと、ボールのサイドが変わったときにそれぞれの審判が位置を変更すること。またローテーションには3段階(フェーズ)があり、 その第2段階として、リードオフィシャルがセンターオフィシャルのサイドに移動することも同様に「ローテーション」と呼ぶ。
- 3つのフェーズとは「クローズダウン」「ローテーション」「フィニッシュ」を指す。
ワ
ワーキングエリアWorking Area
- それぞれの審判が、レフェリーするためにポジショニングすることのできる範囲のこと。
なりたい自分になろう!